こんにちは!ゆかりです。
6月4日〜10日は歯と口の健康週間ですね。
現職の頃はこの日を意識したカリキュラムを立てたものです。(歯を題材にした本などを読む、歯みがきの仕方を確認するなど)
またこの時期、だいたいの園では歯科検診が行われると思うので、保護者のみなさんは結果を気にされていますね。
年々、歯の健康についての意識が高まっていることもあり、保護者の方の関心も大きいように思います。
子どもの歯のケアをするときの悩み
保護者にとって、子どもの歯のケアをするにあたっての一番の悩み(困ること)は、なんといっても"子どもが嫌がる"ということだと思います。
歯みがきに限らず、耳掃除や爪切り、シャンプーなどを嫌がる子どもは多いですよね。
その中でも歯みがきは最も回数が多いので(毎日3回)嫌がられると気分が滅入ってしまいます。
それでも虫歯にはなってほしくないので、泣いて嫌がるのをほぼ羽交い締めに近い形で無理やり磨くことも多いのではないでしょうか。
我が家の娘たちもそれはもう、嫌がってくれまして...(仕上げみがき限定。自分で磨くときは喜んで口に入れています)
あるときは泣いて口を開ける瞬間を狙ってゴシゴシ。
あるときは体をコチョコチョくすぐって笑わせたところをゴシゴシ。
親の私にとっても仕上げみがきの時間はとても苦痛でした...
(ある程度成長してくるとだんだん嫌がらなくなりますが)
長女4歳は"歯みがきをしなければ虫歯になる"とわかっているので、仕上げみがきを嫌がることがなくなりました。
次女2歳は最近まで大泣きでしたが、歌を歌ったり大好きなぽぽちゃんの力もあり、泣くことも少なくなりました。(気分によって嫌がる素振りはまだ見られるし、すぐ口を閉じようとしますが)
できる限り泣かずに楽しく歯みがきをしてほしい、習慣になってほしいと思うのが親心ですよね。
どうしたら楽しく歯みがきができるようになるのでしょうか。
我が家の実践も含めてお話ししたいと思います。
自分の歯や歯みがきについて興味を持とう
「歯みがきしないと虫歯になっちゃうよ〜」「痛い痛いだよ」と言葉で伝えても、小さい子どもにとってはよくわからないことが多いですよね。
また"歯みがき"に対してもどんなものなのか、わかっていないこともあります。
まずは歯や歯みがきに興味が持てるようにしたいものです。
私が保育園や自宅で実践している(していた)方法は以下の通りになります。
歯みがきを題材にした絵本を読む
絵本が1番実践しやすいのではないでしょうか。
歯みがきや歯を題材にした絵本はたくさんあります。
例えば...
小さい子なら登場人物が歯みがきをしているお話。
3歳頃からは虫歯とたたかう歯みがきヒーローなどの物語や歯医者さんのお話。
5歳頃からは歯の仕組みなどについてのお話。
目で見て、耳で聞くことでより理解が深まります。
繰り返し読むことで、自然と歯みがきに興味を示したり、苦手意識も少なくなってくるでしょう。
(個人差はありますが、絵本を読むことで親しみがわき、歯みがき=楽しいに結び付くことが多いです)
年齢や発達によって絵本を選んであげましょうね。
〈小さい子にオススメの絵本〉
ノンタン はみがきはーみー 作・絵 キヨノ サチコ <偕成社>
〈3歳以上にオススメの絵本〉
がんばれはぶらしハーマン 作 木村裕一 絵 田中四朗 <偕成社>
年齢ごとのオススメ絵本も近いうちにご紹介しますね。
歯みがきのうたを聴く(または動画を見る)
歯みがきのうたって意外とたくさんあるんですよ。
ここでのポイントは子どもだけに見せる(聴かせる)のではなく、親も一緒に見て(聴いて)楽しむことです。
そして一緒に歌ってください。
これが大切です。
親子で楽しく歌をうたって、歯みがきに親しんでください。
我が家ではこの方法で、私が歌いながら磨いたり、動画や曲に合わせて磨いたりしています。
(ママうたって〜とリクエストされることが多いです)
最近ではYouTubeなどでたくさんの"歯みがきのうた"を見ることができます。
お子さんと一緒にお気に入りを探してみてもいいですね。(何度も言うようですが、お子さんと一緒にですよ)
「子どもにYouTubeなんて」というご意見もあるかと思いますが、ネット社会のこのご時世、上手に活用するのも手ではないかと私は思います。
娘たちは"東京ハイジ"と"Kan & Aki's Channel"のうたがお気に入りです。
ちなみに保育園の2歳児クラスで担任をしていた時に、食後の歯みがきをするタイミングで"NHK おかあさんといっしょ"の"はみがきじょうずかな "をかけていました。
片付け中の子や食事に時間がかかってしまう子も、音楽が流れると「はみがきしなくちゃ〜」と動きがスピードUPしていました(笑)
歯みがきの仕方を遊びながら身につける
いわゆる歯みがきごっこです。
遊びながら、歯みがきに親しみましょう。
我が家の次女はぽぽちゃんやレミンちゃんに歯みがきをして遊んでいます。
元々ぽぽちゃんを購入したときについていたDVDを見て、歯みがきセットに興味を持ちました。
実際の仕上げみがきのときにも「ぽぽちゃんも〜」「ドキンちゃんも」などとお人形を渡してくるので、本人の歯を磨く前にお人形さん達の歯を磨く真似(口に近づけてゴシゴシするふり)をすると、すんなり口を開けることも多かったです。
先日2歳の誕生日プレゼントでレミンちゃんの歯みがきセットをもらってからは、何度も歯みがきをして遊んでいます。
時には母が歯医者さんになって「大きなお口をあけてくださーい」と歯医者さんごっこをしながら磨きます。
「これからももちゃん(長女)の仕上げみがきをします」「次はいーのお口です、できるかな〜?」などと実況中継のようなことをしてYouTubeごっこをすることもあります。
このように楽しみながら遊びの延長で歯みがきをするのも1つの方法です。
また歯みがきとは異なりますが、歯医者さんごっこができるおもちゃもあるようですね。
歯のケアと歯医者さんは切っても切れないものですから、子どもに興味を持ってもらうにはいいかもしれません。
ちなみに保育士時代では、私の先輩が手作りで歯みがき体験?ができるおもちゃを作っていました。
現物がないので説明できなくてごめんなさい。
とてもわかりやすく、楽しいものなので近いうちに作ってみようと思います。
作ったらご紹介しますね。
歯みがきの大切さを子どもと一緒に改めて考えてみよう
私も我が子のお口のケアに対して神経質になっている時期がありました。
"子どもの虫歯は親の責任"なんて言われたら...そりゃそうなりますよね。(実際には歯にも体質があるようで、虫歯になりやすい子となりにくい子がいるみたいなので、一概にそうとは言えないと今の私は思います)
ちなみに、私が子どもの頃は"乳歯は虫歯になっても生えかわるから平気"と言われていた時代なので、恥ずかしながら虫歯がいっぱいありました。
(甘いものも当然大好きで、たくさん食べてましたね)
歯みがきも面倒くさいと思っていました。
そして、歯医者さんが大っ嫌いでした。
(今でも苦手意識があります)
今思えば、"小さい頃からちゃんと意識をもって歯みがきをしていればよかったな"と後悔することもあります。
一度削られた歯は元には戻りませんし、治療は痛いですよね。
我が子にはできればそのような経験をさせたくないので、毎日の仕上げ磨きは欠かさずやっています。(予防できるならした方がいいはずという思いでやってます)
長女4歳、次女2歳。
今のところ虫歯はありません。
まだまだ気は抜けませんが、このままケアを続けて虫歯0を維持できればと思っています。
子どもなりに歯みがきの大切さもわかってきているので、楽しい習慣になってくれればと思います。
歯みがきは毎日の習慣のひとつ。
みなさんも"歯と口の健康週間"をきっかけに、歯の大切さや歯みがきについて、お子さんと一緒に再確認してみてくださいね。