元保育士で3児ママのゆかりです。
保護者の方が〈これから始まる幼稚園生活で、気になることの1つ〉といえば"お弁当のこと"ではないでしょうか?
- 好き嫌いが多い
- 量がわからない
- 食べるのに時間がかかる
- ちゃんと食べられるかな?
など、心配事はつきないと思います。
また反対に「ちゃんとお弁当を作れるのかな?」と自分自身の心配をすることもあるでしょう。
入園にあたり、心配なことは少しでも改善していきたいですよね。
これらの心配を改善する方法は、たった1つだけ。
それは、〈実際にお弁当を作ってみること〉です。
できれば1度だけではなく、何度も作ってみてください。
作れば作るほど、心配ごとはなくなっていくと思います。
なぜ、作ることで心配がなくなるの?
「お弁当を作ることで心配事が解消される」とお伝えました。
その理由を、〈先ほど、例にあげた心配事〉にそってお話していきますね。
〈園児さんのお弁当〉に多い、心配事5つ
- 好き嫌いが多い
- 量がわからない
- 食べるのに時間がかかる
- ちゃんと食べられるのかな
- ちゃんと作れるかな(お弁当作りに自信がない)
体験談も一緒に、お話していきます。
心配事① 好き嫌いが多い
お子さんの好き嫌いは、お弁当を作ることで改善することは難しいです。
そして簡単に改善できないことも...みなさんご理解頂いていると思います。
お弁当を作るときの心配事=好き嫌いは、「好き嫌いが多いから、何を入れたらいいのかわからない」というのが、本当のところでしょう。
でも、あまり気にしないで大丈夫です。
「お子さんの好きなもので、お弁当のおかずにできるものって何がある?」と考えてみてください。
- メインおかず
- サブおかず
- 副菜や隙間(サブ2)のおかず
といったように、種類ごとに「何が食べられそうかな」と考えていくのがおすすめです。
(サブ1と隙間おかずが被るときもあります...)
私はおかず用に〈お弁当用カップを2~3個使っていた〉ので、〈それぞれに、おかずを1種類ずつ入れる〉ことを想定して考えました!
〈我が家の場合〉
①メインのおかず
からあげやチキンソテーなどの鶏肉は食べますが、豚肉や牛肉(特に茹でたりして、少し固いもの)はあまり好きではありません。
ハンバーグ、つくねが好きです。
★長女が好きそうな鶏肉のおかず、ハンバーグ系のおかずを中心に用意しました。
②サブのおかず
長女はウインナーやハムが好きです。
卵焼きも食べます。
ウインナー、ハムを使って作れるおかずを調べました。
卵焼きは
- 味付けはどうかな?
- 具は入れても食べるかな?
などと、試してみました。
(結局、普通の卵焼きが1番好みでした(^_^;))
③副菜&隙間のおかず
当時の長女が好きな野菜は、ブロッコリー、きゅうり、大根だったので、ブロッコリー一択」でした。
途中からミニトマトが好きになり、時々入れていました。
次女のときは、枝豆が大活躍でした。
星型のポテトも野菜と思って入れていました!
末っ子のお弁当はほぼ毎日、星型ポテトを入れてます。
ちくわやチーズ、かまぼこも好きだったので、隙間のおかずとして、レシピを調べました。
タコさんウインナーは、隙間のおかずのスタメンです!
お子さんの好き嫌いによって、〈お弁当に入れられるおかず〉も変わってきます。
楽しいお弁当の時間になるように、初めの頃はできるだけ好きなものを入れてあげたいものです。
*レシピは、COOKPADでよく調べています。
食材などキーワードを入れると(例えば ハム 幼稚園 おべんとう など)ぴったりのレシピが簡単に見つかるので、とても便利です。
心配事② 量がわからない
普段の食事とお弁当だと勝手が違うので、意外と量に悩みますよね。
「適量がどれくらいなのか」を知るには、食べてみるのが1番です。
お弁当箱を変えなくても、量は調節できます。
あまり量が食べられないのなら、お弁当のおかずカップを活用するといいでしょう。
長女のお弁当①
おかずの割合多め。
あまり食べないので、「見た目可愛く」と頑張っていた頃...
お弁当用のおかずカップを使えば、たくさん詰めなくても大丈夫です。(寄り弁になりません)
おかずカップは、100均に可愛いものがいっぱい売っていますよ。
デザート(フルーツ)などを別の容器に入れることで、調節もできますね。
子どもたちのお弁当は、〈おかずカップ〉をフル活用しています。
量が増えてきたらお弁当カップの使用を減らしていけば、お弁当箱も長く使えますよね。
心配事③ 食べるのに時間がかかる
実際にどれくらいの時間をかけて食べるのか、事前にお弁当を作ってみることで把握することができます。
量は食べるけど時間がかかりすぎてしまうなら、少なくするといいでしょう。
“お腹が空いてしまうのでは?”と心配になると思いますが、幼稚園は保育時間が短いので、帰宅後におやつや補食としておにぎりなどをあげれば大丈夫です。
子ども達は、お弁当が終わると自由遊びになると思います。
"遊びたいのに、食べ終わらない"という子は、結構多いようです。
「お腹いっぱいに食べてもらいたい」という親心からでしょうね。
- 遊びたい→でも残したくない→遊べなかった
- 遊びたい→遊んでいる子が気になる→食べ終わらない
などのパターンになります。
慣れてくれば量も食べるようになってきますし、お腹が空いていれば本人からも「お弁当足りない、もっと食べたい」と言うようになるかと思います。
心配事④ ちゃんと食べられるかな?
実際にお弁当を食べているところを見れば、一目瞭然でしょう。
〈1人で食べるのなら、どのような物が食べやすいか〉なども、食べている様子からわかると思います。
お弁当の
- 準備の仕方
- 片付け方
も、一緒に教えてあげましょう。
最初は一緒にやって、徐々に1人でもできるようになるといいですね。
適量をいれてあげれば、無理なく完食できます。
- 〈食べやすいおかず〉を入れる
- 一口で食べられるように、おかず1つ1つを小さく切る
- ご飯はそのまま入れないで、小さいおにぎりにする
長女のお弁当②
*ピックは園のルールによっては、使えない場合もあります。ご確認ください!
〈ピック〉はお子さんの年齢によっては、危険な場合があります。
使うときはお家でしっかりと食べ方や使い方を練習してくださいね。(小さい年齢のお子さんは、使用を控えましょう。)
我が子達の幼稚園も、途中から「使用を控えて」とルールが変更に...
現在は、ピックは使っていません。(2025年追記)
食に対してあまり興味のない子なら、〈見た目を可愛くしてあげる〉と「食べてみたい」と思うかもしれません。
実際に作ることで、"見た目をどのようなものにすれば、喜んでくれるか"など、見てわかりますね。
心配事⑤ ちゃんと作れるかな
慣れない子どものお弁当作りに、初めのうちは気を遣うことでしょう。
「新学期の朝はただでさえバタバタするだろうに...お弁当が始まったら、何時に起きればいいの?」と今から心配な方も多いはずです。
脅かすつもりはありませんが、4月からは本当にびっくりするくらい慌ただしい朝になります。
親も子も、新しい生活に慣れるまでは落ち着かないものです。
いくら"慣れるまで"と思っていても、できれば〈気持ちに余裕のある朝〉を過ごしたいものですよね。
実はお弁当で1番大変なのは、〈作ることよりも詰めること〉だと個人的に思っています。
お弁当箱に〈バランスよく詰めること〉が意外と難しいんです。
これを克服するには、慣れるしかないと思います。
お弁当を作れば作るほど、スムーズにできるようになります。
〈入園前にある程度経験しておく〉ことが、〈お弁当作りの時短にもつながる〉でしょう。
個人的な意見ですが、
- 大人のお弁当箱
- 子どもの小さなお弁当箱
では、詰めるときの感覚が違いました。
慣れてしまえば、大人のお弁当を作るよりもちゃちゃっとできます(笑)
お弁当に慣れすぎてしまったら...
初めのうちは〈お弁当が物珍しくて喜んで食べていた子〉も、お家で何回も経験していくとマンネリしてくると思います。
"お弁当に対しての特別感"がなくなってしまうこともあるでしょう。
「またお弁当なの?」と言われてしまうかもしれません。
お弁当に慣れて幼稚園で楽しく食べれるようにと思ってやっているのに、マイナスなイメージを持たせたくないですよね。
お家でピクニックごっこをする
普段は幼稚園を意識して、椅子に座ってテーブルで食べていると思います。
少し飽きてきたかな?と思ったら、お部屋にレジャーシートを敷いてお弁当を食べてみましょう。
きっと気分は変わります。
可能ならば、お部屋をいろいろ変えてみても楽しいと思います。(ピクニックっぽいですね)
その際は、〈より食べやすいお弁当(おかず)にする〉のがおすすめです。(食べ散らかし防止のため)
暖かくなってきたら、"お弁当を持っておでかけ"もいいかも...
3月後半から4月くらいになれば、暖かくなってきます。
休日にお弁当を持って、ご家族でお出掛けしてみるのもおすすめです。
外で食べるお弁当は、いつも以上においしいですよね。
大人も、いいリフレッシュになるのではないでしょうか。
ストレスなく新学期を迎えるために
新しい生活は、よくも悪くもストレスがかかるものです。
ストレスがかかりすぎると、イライラして楽しくなくなっちゃいますよね。
心に余裕ができれば、イライラすることもなくなってきます。
お子さんも保護者の方ご自身も、〈ほんの少し経験しておくことで、心に余裕ができる〉のならば...願ってもないことですよね。
4月からの新生活が、笑顔あふれるものになりますように...
無理なく、やってみていただけたら...と思います。
少しでも参考になれば、嬉しいです。

