保護者の方がこれから始まる幼稚園生活で気になることの1つといえば”お弁当のこと”ではないでしょうか?
・好き嫌いが多い
・量がわからない
・食べるのに時間がかかる
・ちゃんと食べられるかな?
など、心配事はつきないと思います。
また反対に「ちゃんとお弁当を作れるのかな?」と自分自身の心配をすることもあるでしょう。
入園にあたり心配なことは少しでも改善していきたいですよね。
これらの心配を改善する方法はたった1つだけ。
それは実際にお弁当を作ってみることです。
できれば1度だけではなく、何度も作ってみてください。
作れば作るほど、心配ごとはなくなっていくと思います。
なぜ作ることで心配がなくなるの?
先ほど例にあげた心配事に沿ってお話していきますね。
①好き嫌いが多い
こちらは厳密にいえば、作ることで改善しないかも知れませんが、例えば”子どもの好きなものでお弁当のおかずにできるものって何がある?”と考えてみてください。
<我が家の場合>
・メイン
長女はウインナーやハムなどの加工肉が好きです。
からあげやチキンソテーなどの鶏肉は食べますが、豚肉や牛肉(特に茹でたりして少し固いもの)はあまり好きではありません。
ハンバーグよりつくねが好きです。
ウインナーやハムを使ったお弁当レシピを調べたり、長女が好きそうな鶏肉のおかずを中心に用意しました。
・野菜
ブロッコリー、大根が好きです。
大根はお弁当のおかずには入れにくいので、野菜はブロッコリー一択でした。
・玉子焼き
”味付けはどうかな?””具は入れても食べるかな?”などと試してみました。
後、好きなものといえばちくわやチーズ、かまぼこなので、隙間のおかずとして、レシピを調べました。
このように子どもの好き嫌いによってお弁当に入れられるおかずも変わってきます。
たのしいお弁当の時間になるように、初めの頃はできるだけ好きなものを入れてあげたいものです。
どんなものなら食べるかな?と考え、その食材を使っていろいろ作ってみるとレパートリーも増えますよ。
*ちなみにレシピはCOOKPADで調べました。
食材などキーワードを入れると(例えば ハム 幼稚園 おべんとう など)ぴったりのレシピが簡単に見つかるのでとても便利です。
②量がわからない
普段の食事とお弁当だと勝手が違うので、意外と量に悩みますよね。
適量がどれくらいなのかを知るには食べてみるのが1番です。
お弁当箱を変えなくても量は調節できます。
あまり量が食べられないのなら、お弁当カップを活用するといいでしょう。
長女のお弁当①
お弁当カップを使えばたくさん詰めなくても大丈夫です。(寄り弁になりません)
お弁当カップは100均に可愛いものがいっぱい売っていますよ。
またデザート(フルーツ)などを別の容器に入れることで調節もできますね。
長女のお弁当はお弁当カップをフル活用しています。
量が増えてきたらお弁当カップの使用を減らしていけば、お弁当箱も長く使えますよね。
③食べるのに時間がかかる
実際にどれくらいの時間をかけて食べるのか、事前に作ってみることで把握することができます。
量は食べるけど時間がかかりすぎてしまうなら少なくするといいでしょう。
“お腹が空いてしまうのでは?”と心配になると思いますが、幼稚園は保育時間が短いので、帰宅後におやつや補食としておにぎりなどをあげれば大丈夫です。
時間の目安としてだいたい20分くらいと思っておきましょう。
子ども達はお弁当が終わると自由遊びになると思います。
“遊びたいのに、食べ終わらない”という子は結構多いようです。
”お腹いっぱいに食べてもらいたい”という親心からでしょうね。
遊びたい→でも残したくない→遊べなかった
遊びたい→遊んでいる子が気になる→食べ終わらない
などのパターンになります。
慣れてくれば量も食べるようになってきますし、お腹が空いていれば本人からも「お弁当足りない、もっと食べたい」というようになると思います。
初めのうちは気持ち少なめで用意するといいかもしれませんね。
④ちゃんと食べられるかな?
実際にお弁当を食べているところを見れば一目瞭然でしょう。
1人で食べるのならどのような物が食べやすいか、なども食べている様子からわかりますね。
お弁当の準備の仕方、片付け方も一緒に教えてあげましょう。
最初は一緒にやって、徐々に1人でもできるようになるといいですね。
先述のように、適量をいれてあげれば、無理なく完食できます。
長女の場合は一口で食べられるようにと1つ1つを小さく切ったり、フォーク型のピックを差したりしました。
またご飯はそのまま入れないで小さいおにぎりにしたりして、より食べやすくを意識しました。
長女のお弁当②(こちらのピックはフォーク型じゃなかったみたい...ごめんなさい)
食に対してあまり興味のない子なら、見た目を可愛くしてあげると食べてみたいと思うかもしれません。
実際に作ることで、”見た目をどのようなものにすれば喜んでくれるか”など、見てわかりますね。
⑤ちゃんと作れるかな
慣れない子どものお弁当作りに、初めのうちは気を遣うことでしょう。
新学期の朝はただでさえバタバタするだろうに、お弁当が始まったら何時に起きればいいの?
と今から心配な方も多いはずです。
脅かすつもりはありませんが、4月からは本当にびっくりするくらい慌ただしい朝になります。
親も子も、新しい生活に慣れるまでは落ち着かないものです。
いくら”慣れるまで”と思っていても、できれば気持ちに余裕のある朝を過ごしたいものですよね。
お弁当で大変なのは作ることよりも詰めることだと思います。
お弁当箱にバランスよく詰めることが意外と難しいんです。
これを克服するには慣れるしかないと思います。
お弁当を作れば作るほど、スムーズにできるようになりますので、入園前にある程度経験しておくことがお弁当作りの時短にもつながるでしょう。
個人的な意見ですが、大人のお弁当箱と子どもの小さなお弁当箱では詰めるときの感覚が違いました。
小さくなると少なく済むので簡単...かと思いきや、逆に入らなくて彩りに悩む→結果、時間がかかるといった感じでした。
慣れてしまえば、大人のお弁当を作るよりもちゃちゃっとできます(笑)
マンネリ化を防ぐ方法
初めのうちはお弁当が物珍しくて、喜んで食べていた子も、何回か経験していくとマンネリしてくると思います。
「またお弁当なの?」と言われてしまうかもしれません。
お弁当に慣れて幼稚園で楽しく食べれるようにと思ってやっているのに、マイナスなイメージを持たせたくないですよね。
お家でピクニックごっこをする
普段は幼稚園を意識して、椅子に座ってテーブルで食べていると思います。
少し飽きてきたかな?と思ったらお部屋にレジャーシートを敷いてお弁当を食べてみましょう。
きっと気分は変わります。
お友達をお家に呼んでみるのも楽しいかもしれません。
可能ならば、お部屋をいろいろ変えてみても楽しいと思います。(ピクニックっぽいですね)
その際は、より食べやすいお弁当(おかず)にすることをオススメします。(食べ散らかし防止のため)
暖かくなってきたらお弁当を持っておでかけもいいかも
3月後半から4月くらいになれば、暖かくなってくるので、休日にお弁当を持ってご家族でお出掛けしてみてはいかがですか?
時期的にお花見もできます。
外で食べるお弁当はいつも以上においしいですよね。
大人もいいリフレッシュになるのではないでしょうか。
入園前に家族でゆったりとした時間を過ごすことは、子どもの心の安定にもつながると思いますよ。
ストレスなく新学期を迎えるために
新しい生活はよくも悪くもストレスがかかるものです。
ストレスがかかりすぎるとイライラして楽しくなくなっちゃいますよね。
心に余裕ができればイライラすることもなくなってきます。
ほんの少し経験しておくことで心に余裕ができるのならば...願ってもないことですよね。
4月からの新生活が笑顔溢れるものになりますように...
無理なくやってみてくださいね。