元保育士で3児ママのゆかりです。
かるたは、お正月あそびの定番ですね。
家族みんなで楽しめるあそびとして、誰もが子どもの頃にやったことがあると思います。
保育園でも、かるたは子どもたちが大好きなあそびで、時期は関係なく1年中楽しんでいたりしましたが(笑)、特にこの時期は〈お正月にちなんだあそび〉として、意識的に取り入れるようにしていました。
ま年長クラスでは、子どもたちと一緒に〈手作りかるた〉を作ったこともあります。
みんなで相談して1から作ったのですが、子どもが考える文章は可愛くておもしろかったです。
"手作りかるたもぜひおすすめしたい"のですが、出来上がるまではかなり時間がかかりますし、正直なところ大変です...(作ることが好きじゃないとツライと思います)
なので、今回は"子どもが楽しく遊べるかるたの選び方"や"実際におすすめしたいかるた"などをご紹介させてください。
"子どもが夢中になる"かるたとは?
いざ、「かるたを購入しよう」と思っても、たくさんの種類のかるたがあって、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
簡単に言ってしまえば、〈お子さんが好きなもの、を選ぶのが1番いい〉と思います。
好きなもの=興味のあるものですから。
ただ、好き=夢中になるとは限らないので、難しいところです。
好きなものでも飽きてしまう場合がある。
ただ好きなだけでなく、その子の発達(年齢)に合っているか、が重要になってきます。
いかに夢中になれるか。
簡単すぎたり、難しすぎてはダメということです。
"子どもが夢中になるかるたはコレです"と1つのものを断定することは、私にはできません。
お子さんによって、〈夢中になれるかるたは違ってくる〉と思うからです。
子どもにぴったりのかるたの選び方
年齢ごとに、選び方のポイントをお話したいと思います。
*目安の年齢なので、個人差はあると思います。
また「この年齢以降なら、無理なく楽しめるかな」という分け方をしているので、書いてある年齢より大きい子も、もちろん楽しめると思います。
例えば「4歳頃〜に紹介しているかるたは、5歳以上の子でも十分楽しめます」ということです。
〈2・3歳頃〜〉にかるたを選ぶときのポイント
まずは<2・3歳児向け>にかるたを選ぶときのポイントをお話していきますね。
「2・3歳頃から、かるたって遊べるの?」と思う方もいるかもしれません。
遊べます♪
かるたを選ぶポイントは
〈ひらがなが読めなくても楽しめるもの〉を選ぶことです。
読み札と絵柄がわかりやすい(一致しやすい)、シンプルなものを選んであげるといいです。
〈絵本を題材にしているかるた〉も親しみやすいのでおすすめですよ♪
2・3歳頃におすすめしたいかるた
では実際に2・3歳頃におすすめしたいかるたを4つご紹介します♪
おすすめ① ノンタン かるた
ノンタンの絵本が好きな子におすすめしたいのが、こちらのかるた。
慣れ親しんだ絵本にでてくる言葉が多いので、小さい子でも楽しめます。
ノンタンの絵本はこちら♪
シリーズもので、たくさんのお話があります。
私も、小さい頃によく読んでいました〜
おすすめ② ぞうくんのさんぽ かるた
こちらも絵本"ぞうくんのさんぽ"をモチーフにしたかるた。
こちらの絵本はほのぼのする可愛らしいお話なので、2・3歳頃の子どもにぴったりです。
絵本と一緒にプレゼントしてもいいかもしれませんね。
ぞうくんのさんぽの絵本はこちら♪
パズルもあります!
おすすめ③ たべものかるた あっちゃんあがつく
こちらも絵本にちなんだかるたです。
絵本と同じ言葉、絵柄なので、絵本を読んでからかるたあそびに移行するといいでしょう。
おもしろい言葉なので、子どももすぐに覚えてしまうと思います。
あっちゃんあがつくの絵本はこちら♪
おすすめ④ かるた それいけ!アンパンマン
子どもが好きなキャラクターのかるたを選んでみてもいいです。
アンパンマンはキャラクターなど、子ども自身が知っているものが多いと思うので、小さい子におすすめです。
〈4歳頃〜〉にかるたを選ぶときのポイント
続いて、〈4歳児向け〉にかるたを選ぶときのポイントをお話していきますね。
それでもまだ、51音全部は読めない子が多いので、読み札と絵柄がわかりやすいものがいいでしょう。
とはいえ、〈2・3歳頃よりは難易度をあげないと飽きてしまう〉こともあります。
ある程度は、〈ひらがなに興味を持てるようなかるた〉がおすすめです!
4歳頃におすすめしたいかるた
実際に4歳頃におすすめしたいかるたを5つご紹介します♪
おすすめ① あいうえおかるた
いろいろな"あいうえおかるた"がありますが、中でもオススメしたいのは以下の2つです。
・いもとようこ あいうえおかるた
・はらぺこあおむし あいうえおかるた
どちらも、絵本モチーフのものです。
そして、言葉(読み札)もわかりやすいものが多いように思います。
いもとようこさんの絵は、とても可愛らしくて人気です。
絵本はこちら♪
あいうえお表もあります!
なんと!あいうえおカードもありました♪
はらぺこあおむしも大人気の絵本なので、やってみたいな、と興味津々でしょう。
はらぺこあおむしの絵本はこちら♪
おすすめ② ぐりとぐら かるた
ぐりとぐらの絵本はとても有名ですよね。
このかるたは、私が働いていた保育園で実際に園児たちがあそんでいて、大人気でした。
ぐりとぐらの世界観がいっぱいで、絵も可愛らしく、言葉(読み札)もとても読みやすかったです。
ぐりとぐらの絵本はこちら♪
4歳と2歳の娘たちが初めて、ぐりとぐらのかるたで遊んだときのお話はこちら♪
おすすめ③となりのトトロ かるた
我が家の娘たちがトトロが大好きなんですが、同じようにトトロが好きな子は多いですよね。
"となりのトトロ 名台詞かるた"というものもあって、こちらは名前の通り、お話の台詞がそのまま使われています。
家族みんなで、盛り上がること間違いなしですね(笑)
おすすめ④ わにわに かるた
こちらも絵本モチーフのかるたなんですが、個人的にこの"わにわにシリーズ"が大好きなんです。
主人公の"わにわに"くんがいい味を出していて、絵本も保育園で人気でした。
わにわにくんの絵本はこちら♪
シリーズもの(5冊)なので、ついつい集めたくなってしまう...
メモリーカードもあります♪
〈5歳頃〜〉にかるたを選ぶときのポイント
続いて〈5歳児向け〉にかるたを選ぶときのポイントをお話していきますね。
言葉の意味もよくわかってくるので、少し難しくても挑戦することが楽しくなってきます。
新しいことに対しても、「知りたい」と興味を持つ頃です。
また興味があるものがはっきりしてくるので、〈好きなものに特化したかるた〉を選んでもいいでしょう。
5歳頃におすすめしたいかるた
5歳頃におすすめしたいかるたを4つご紹介します♪
おすすめ① 行事かるた
〈行事にちなんだかるた〉で遊ぶことで、由来などを知ることもできるようです。
"今まで知らなかった行事"を知ることもできますね。
5歳頃からは、このような〈新しいこと(知識)にも興味を持つようになってくる〉のでおすすめですよ。
おすすめ② ノラネコぐんだん かるた
絵本を題材にしたかるたは、その世界観もあそびながら楽しめます。
絵本を読んだことがある子はもちろんのこと、絵本を読んだことがない子も十分楽しめます。
また、かるたで遊ぶことで、自然と絵本に興味を持つようになるでしょう。
絵本はこちら♪
ノラネコぐんだんも、シリーズものです。
おすすめ③ もったいないばあさん かるた
もったいないばあさんは、子どもに人気の絵本ですよね。
楽しくあそびながら、もったいないと思う心が自然に育っていきます。
絵本はこちら♪
おすすめ④ 好きなもの(キャラクターなど)のかるた
年齢関係なく、好きなものを題材にしたかるたは〈興味を持ってやろうとする〉のでおすすめです。
が、かるたによっては、〈絵柄と読み札がイメージしにくい〉ということがあります。
5歳頃にもなれば〈少しずつひらがなを覚えている子が多い〉ので、絵柄と読み札がそこまで一致していなくても理解できます。
〈6歳頃〜〉にかるたを選ぶときのポイント
さいごに〈6歳児向け〉にかるたを選ぶときのポイントをお話していきますね。
個人差はありますが、多くの子が〈ほとんどのひらがなを読めるようになってくる頃〉ですね。
ことわざかるたは、保育園でも人気でした!!
6歳頃にオススメしたいかるた
6歳頃にオススメしたいかるたを4つご紹介します♪
おすすめ① ことわざ(いろは)かるた
ことわざは、子どもにとっては少しむずかしい言葉ですよね。
でも6歳くらいになると、その”少しむずかしい”が
「やってみよう!」「おもしろそう!」という興味につながり、どんどん楽しくなってきます。
ことわざかるたも、いろいろな種類があるようです。
〈アニメキャラクターのもの〉もあったりします。
おすすめは、
- 江戸いろはかるた
- 日本ことわざかるた
です。
江戸いろはかるたは、私が働いていた保育園にあったものです。
少し癖のあるイラストですが、子どもには人気でした。
日本ことわざかるたは〈いもとようこさんのイラスト〉なので、ほのぼの可愛らしい感じです。
おすすめ② にっぽんいっしゅうかるた
ひらがな50音と都道府県が覚えられるかるたです。
すごろくが付録としてついていて、そちらも楽しめます。
〈新しいことを覚えるのが楽しいと思う年齢〉なので、興味を持ったらすぐに覚えてしまうと思います。
おすすめ③ すうじかるた 100かいだてのいえ
ちょっと変わった数字のかるたです。
こちらも、絵本にちなんだかるたになります。
絵本はこちら♪
親子で楽しくかるたあそびをして、ひらがなにも親しもう
かるたのいいところは、遊びながらひらがな(文字)を覚えられることです。
「あまりひらがなが読めない」という子も、繰り返し遊んでいくうちに自然と覚えていきます。
そして少しずつひらがなを覚えていくと、自然と興味を持つようになり、さらに"覚えたい"と思ったり、"書いてみたい"と思うようになるんです。
〈ひらがなに興味を持ってほしい〉と、親なら誰でも思うはず。
でも、親の都合で「覚えなさい」と言ったところで、子どもは覚えようとは思いません。
無理やり教えても、なかなか覚えられないでしょう。
それどころが苦手意識を持ってしまって、逆効果です。
その点かるたは、〈遊びながらひらがなに触れることができる〉ので、楽しみながらひらがなを習得できます。
とはいえ、かるたに興味を持つかどうか?が重要なんですよね。
保育園でもひらがなに対して苦手意識がある子は、あまりかるたをやりたがりませんでした。
それもそのはず。
誰だって、苦手なものを進んでやりたいとは思えません。
だからこそ、〈「やってみようかな」と思えるようなかるた〉を選んであげることが大切なんです。
これならできるかな
→気になるな
→やってみようかな
→やりたいな
と、〈子ども発信でやってみようと思えるかるた〉を選んであげれば、苦手意識を持つことも少ないはずです。
そして遊んでいくうちにひらがなに触れる機会が多くなり、少しずつ興味を持ったり覚えていくことで自信につながっていくでしょう。
そして家族みんなで楽しみながら、ひらがなと仲良く(笑)なってみてくださいね。