ご訪問ありがとうございます。
お昼寝布団は、【保育園生活になくてはならない、大切なもの】です。
でも、いざ準備をしようと思っても...
どんなものを選んだらいいのか、わからなかったりしませんか?
私が以前、保育士として〈入園面接などで持ち物の説明をしていたとき〉に、保護者の方からの質問で1番多かったのが〈お昼寝布団について〉でした。
私自身も、入園準備の中で1番悩んだのが〈お昼寝布団を選んだとき〉だったかもしれません。
〈お昼寝布団〉は特に大きな買い物になりますから、失敗はしたくないはず。
この記事では、そんな悩める保育園のお昼寝布団について
- 選ぶ時のポイント
- 注意点
などを、保育士目線でお話したいと思います。
保育園によっては、
- お布団は業者さんからリースしている
- お布団ではなく、コット(簡易ベットのようなもの)を使用している
というところもあります。
ご購入する前に、必ず園の方にご確認くださいね。
保育園のお昼寝布団って、どんなものがいいの?
保育園のお昼寝布団は、どんなものがいいのでしょうか?
やはり1番は、寝心地のよさ?
お子さんにとっても、寝心地はいいに越したことはないですよね。
気持ちよく眠れた方が、いいに決まっています。
ただ、〈寝心地がいい〉だけでは、決めてほしくないのです。
お昼寝布団を選ぶときには、大切にしたいポイント(注意点など)があります。
お昼寝布団を選ぶときに気をつけたいこと
- 布団の固さ
- 布団の重さ
- 大きさや収納方法
順番にお話していきますね。
①布団の固さ
一般的に「布団といえば、柔らかい方が気持ちがいい」と思いがちですが、乳幼児の布団はあまり柔かすぎないものがいいです。
特に赤ちゃんの場合は...
柔らかすぎると、たとえば寝返りなどをした際に布団が沈みこみすぎて、顔などが埋まってしまい呼吸を妨げてしまう恐れがあります...
もちろん保育園では、
- できるだけ、うつ伏せ寝はさせないようにする
- 寝入りがうつ伏せでも、仰向けに変えたりする
などと対応はしています。
そして必ず保育士が側で見守って、子どもに変わったことがないか、よく注意しています。
しかし、未然に防げるのならば、より安心できるものを選ぶ方がいいでしょう。
保育園のお昼寝布団では、柔らかい布団(体が沈んでしまう布団)は、できるだけ選ばないようにしてくださいね。
②布団の重さ
保育園のお昼寝布団は、あまり重すぎないものがいいです。
なぜなら...
〈布団の持ち帰りがある〉からです。
持ち帰りの頻度は園によって異なります。
多いところでは、〈毎週末の持ち帰りが基本ルール〉という場合もあります。
ご家庭でよく使われる綿布団(いわゆる昔ながらのお布団)は、保育園のお昼寝用には向きません。
③大きさや収納方法
園によっては【収納や、実際に布団を敷くスペース等に限りがある】ため、大きさを指定してくる場合があります。
よく確認してくださいね。
一般的なお昼寝布団のサイズは〈70×120〉です!
「ベビーベッドで使っていた布団(マットレス)を、現在使っていないから保育園で使いたい」と考えている方もいるかもしれません。
たしかに持っているお布団を活用できたら、いろいろと助かりますよね。
でも、マットレスタイプはやめておきましょう。
マットレスタイプの布団は、
- たたむことができなかったり、
- たたんだときに厚みがありすぎてしまって、園側でも困る
ということがあります。
【たたまずに、園児全員の布団を収納することができる園】なんて、ほとんどありませんし、布団の持ち帰りの際にも大変です。
ミニサイズのマットレスも同様です。
そして、小さいとすぐに使えなくなってしまいます。
子どもは成長するものです。
あまり小さすぎると、卒園までにサイズが合わなくなってしまいます。
*布団を【くるくる丸めて収納する園】もあるようです。
必ず、園の方にご確認くださいね。
折りたたみできる布団でも、たたみ方にも気をつけて
布団のたたみ方(折り方)も、二つ折りと三つ折りがあるので気をつけてください。
そこまで細かく指定されない場合もありますが、心配ならば確認した方がいいと思います。
保育士時代におすすめしていたお昼寝布団
布団にもいろいろと種類があると思いますが、私が保護者の方におすすめしていたのは、〈固綿布団〉です。
収納方法が〈布団をくるくる丸める〉園では、固綿布団は使えないと思うのでご注意ください。
固綿布団のいいところ
固綿布団のいいところは、次の2つです。
- 程よいクッション性がある
- 体が沈みすぎず、反発もある
つまり...
お子さんの体が、布団に沈みこんでしまうことがありません。
お子さんが使うのに安心ですね。
さらに寝心地も、そんなに悪くないです。
固綿布団の気になるところ
固綿布団はしっかりしている分、重たいものも多いです。
また厚みがある分、かさばります。
私が働いていた園では、幼児クラスになると、布団を自分で片付けたりします。
そのとき、布団がしっかりしすぎてしまう(重たすぎる)と、子ども達はやりにくそうにしています。
もちろん保育士が手伝ったりしますが、友達が一人でやっていると”一人でやりたい”という子もいるので、必死になっている姿に少し切なくなります。
持ち帰りの時も、布団が重たいと大変ですよね。
車で送迎している方はいいですが、徒歩、自転車等ではかなり大変だと思います。
おすすめしたい固綿布団
固綿布団にも種類があり、比較的厚みが少ないものもあります。
厚みが少ない=その分お布団も軽くなり、デメリットが少しカバーできます。
お布団の厚さ(高さ)と重さに注意すれば、デメリットはあまり感じなくなるかもしれません。
保育園のお昼寝布団なら、布団の厚さは〈3cmくらい〉がちょうどいいと思います!
★おすすめの固綿布団をご紹介★
おすすめその①〈布団の厚さ2.5cm〉
おすすめその②〈布団の厚さ3cm〉
お昼寝布団は、セット購入がいい?
お昼寝布団セットというものもあります。
- 敷き布団
- 掛ふとん
- シーツ
などがセットになっているものです。
娘の入園当時は、【固綿布団のお昼寝布団セット】ってあまり見かけなかったのですが...
最近は、固綿布団のものが増えている印象です!
実際にお昼寝用品を選ぶとき
- セット購入?
- 単品購入?
どちらがいいのか、悩んだり、気になる方も多いのではないでしょうか。
「どちらを選ぶか」は、ご自身が「何を重視するか」によって変わってきます。
お昼寝布団セットの
- メリット
- デメリット
- セット購入するときに気をつけたいこと
などをお話していきますので、参考にしてみてくださいね。
セット購入のいいところ
お昼寝布団をセット購入するときのメリットは
- サイズが合っているか、気にしなくてもいい
- 統一感のあるカバーで、自分のものと認識しやすい
- セットの固綿布団は、比較的軽いものが多い
の3つです。
サイズが合っているか、気にしなくてもいい
お布団セットは、シーツやかけ布団などが一式揃っています。
別々に購入したときに必ずある「シーツの大きさが合っているか?」という心配をする必要がありません。
シーツは洗いがえが必要になってきますが、セット内容からサイズがわかれば追加で用意しやすいです。
同じブランドで単品を追加購入できれば、より安心ですね。
統一感のあるカバーで、自分のものと認識しやすい
シーツ、掛け布団カバーなどは〈柄が統一されている場合が多い〉ので、
- お子さんも
- 保育士さんも
「〇〇ちゃんのもの(自分のもの)」と認識しやすいです。
パッと見たときに「自分のものだ」とわかるのは、お子さん本人も安心できると思います。
*同じお布団セットを購入したお子さんが他にもいる場合は、デザインが被ってしまうこともあります。
セットの固綿布団は、比較的軽いものが多い
お昼寝布団セットの固綿布団は、布団自体も比較的軽いものが多いです。
週末などに布団を持ち帰るときに、重さはかなり重要になってきます。
大きくなってくれば、お子さんでも持てます。
〈園でお子さんが自分で布団の片付けをすることがある〉という場合は、布団の片付けがしやすいです。
おすすめしたい<固綿布団のお昼寝布団セット>を2つご紹介しますね!
おすすめその①
おすすめその②
どちらのセットも全部お洗濯できるのようなので、本当におすすめです!
持ち運び用の袋までついているので、便利すぎますね♪
セット購入のデメリット
お昼寝布団をセット購入するときのデメリットは、
- デザインや色などを細かく選べないこと。
- 使わないものがセット内容にあるかもしれないこと。
の2つです。
①デザインや色などを細かく選べないこと
セット商品は、〈シーツの柄や色などの組み合わせ〉はすでに決まっています。
セットによっては、デザインの種類はいくつかありますが、組み合わせを変えることはできません。
- こだわりたい柄
- 好きな色
などがある場合は、《セットではなく、それぞれを単品購入する》ことをおすすめします。
②使わないものがセット内容にあるかもしれないこと
便利なお昼寝布団セットですが、《保育園で実際に使わないもの》がセットに入っている場合もあります。
たとえばですが、
- まくらは使っていない、という園は多いです。
- 掛ふとんではなく、タオルケットやベビー毛布を使っているという場合もあります。
〈お昼寝のときに必要になるもの〉は、園によります。
実際に通われる園に、必要なものをご確認くださいね。
【セット内容】と【実際に必要なもの】は、しっかりと確認しておくと安心です!
《保育園では使わないけど、お家で使う》ということもできます。
上手に活用できれば、大きなデメリットにはならないかな、と個人的には思います。
セット購入をするときに気をつけたいこと
お昼寝布団セットを購入するときには、以下のことに気をつけるといいです。
- 園で必要なものを把握しておく
- セット内容を確認する
- お布団の素材などをしっかり確認する
- 固綿布団のものを選ぶ
〈お布団セットには含まれていないけど、必要なもの〉がある場合は、追加購入することを忘れないでください。
たとえば
- 防水シーツ(敷きパッド)
- 洗い替えのシーツ
- タオルケット
などです。
- お布団セットを購入するときに、同じショップでまとめて購入もOK♪
- 単品購入ができるショップなどで、サイズ確認をした上で追加購入もOK♪
私の経験上、シーツや敷きパッドは洗い替えがあったほうがいいです!
お仕事復帰になると、一気に忙しくなって、なかなか時間も取れなくなります。
〈私がお昼寝布団以外に購入したもの〉についても、詳しくお話しています↓↓
また私は、固綿布団を強くすすめてはいますが...
通園方法などで「とにかく運びやすさ重視」という方は、〈固綿布団じゃないお布団セット〉がいい場合もあるかと思います。
布団がぺちゃんこになってしまったら、布団だけの買い替えもできます♪
メーカーは変わってしまうかもしれませんが、お布団の単品購入もできますので、ご自身の状況に合わせてご準備ください。
何を重視するかによって、布団を選ぶポイントは変わってくると思います。
それぞれの条件にあったものを選んであげてくださいね。
おすすめのお布団セットはこちら♪
保育園での収納方法が”布団をくるくる丸めるという園”は〈比較的薄めで固綿布団ではないもの〉がいいのかと思われます...(断定できず...すみません)
私が、実際にに購入したお昼寝布団
固綿布団とお布団セットについてご紹介してきました。
ここからは実際に私が保育士として現役で働いていたころに、我が子に購入したお昼寝布団のお話をしたいと思います。
長女が入園したのは1歳になる月でした。
まだまだ赤ちゃんと言われる年齢。
”固綿布団がいい”と思う反面、重たいのはやはりネックです。
でも、あまり薄いものは買いたくないというのが本音...
当時、私なりに検討を重ねました。
そして、購入したのが西松屋オリジナルの固綿敷布団でした。
西松屋のお布団は、程よい厚み(3cm)でお値段もお手頃価格。(当時は3000円くらいでした)
シーツ等、追加で購入しなければならないので、実際の費用はもう少しかかりますが、お財布に優しい価格設定でした。
固綿布団の程よい厚み(3cm)と程よい軽さは、現場の保育士さんにも好評でした♪
実際に入園前の面接などでも、うちの子の布団を見本として見せていたようです。
布団そのものはスポンジのような素材なので洗うことはできませんでしたが...
付属のカバーは洗うことができるので、清潔に使用できます。
使い続けていくうちにぺちゃんこになってしまっても、「このお値段なら、最悪買いかえてもいいかな」と思ったのも購入した理由です。
シーツや掛け布団など、自分の好みを組み合わせられるので、個々に購入した方が個人的には満足した結果となりました。
私が実際に用意したお昼寝用品は
- 固綿布団
- シーツ(敷ふとんカバー)
- 防水敷パット
- ベビー毛布&ブランケット
- タオルケット(大きめのバスタオル)
- ふとん用の手提げ袋
です。
シーツや敷パットなどは、お布団のサイズに合うものを準備する必要があります。
同じメーカーさんで揃えられると、より安心ですね♪
お昼寝布団以外に購入したものについて、「もっとくわしくは知りたいな」という方はこちらをご覧ください♪
西松屋さんのお布団を調べても出てこなくて、ご紹介できずごめんなさい...m(_ _)m
実店舗には、まだあるのかな...あるといいな...
私が購入した布団と〈似たようなタイプの固綿布団〉をチェックしたい方におすすめ↓↓
おすすめ固綿布団 その①〈布団の厚さ2.5cm〉
おすすめ固綿布団 その②〈布団の厚さ3cm〉
敷布団&布団カバーの2点セットもあります♪
という方は、お布団&布団カバー(シーツ)のセットがおすすめです♪
さいごに
保育園のお昼寝布団について、お話させていただきました!
私がおすすめしたいのは、固綿タイプのお昼寝布団。
購入するなら
- 厚さが3cm程度の固綿布団
気に入ったものがあれば
- 【固綿布団のお布団セット】
が、とっても便利でおすすめです!!
でも結局のところは、【保育園やご家庭の条件にあった布団】を購入することが1番です。
重視するポイントがどこかによって、選ぶ布団も変わってくると思います。
園にもよりますが、0歳児から入園して長ければ6年間も使用するものです。
後悔のないよう、選びたいですよね。
保育時間の中で子どもの体を休める、大切なお昼寝の時間。
元気いっぱいの園生活を過ごすためにも、お昼寝の時間は子どもにとっては本当に大切な大切な時間です。
そして成長に欠かせない、大切な時間でもあります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。