こんにちは!元保育士のゆかりです。
保育園への入園が決まると、さっそく入園準備が始まりますね。
保育園で用意してくれるものもあれば、各自、用意しなければならないものもあります。
いざ準備をしようと思っても、どんなものを選んだらいいのかわからなかったりしますよね。
我が子で経験するとよくわかる!
入園準備ってホントに大変…
そして保育士時代に入園面接などで持ち物の説明をしていたときに、保護者の方から質問が多かったのが”お昼寝布団について”でした。
特に大きな買い物になりますから、失敗はしたくないはず。
この記事ではそんな悩める保育園のお昼寝布団について、選ぶ時のポイントや注意点などを保育士目線でお話したいと思います。
保育園によっては”お昼寝用のお布団は業者さんでリース”というところもあります。
購入する前に必ず園の方にご確認くださいね。
まずは前提として、保育園でお昼寝がある理由
「そんなの知ってるよ」という方は飛ばしちゃってくださいねw
気になる方は読んでみてください。
保育園での生活は幼稚園と違って1日が、長いです。
保護者の方の就業時間だったり、通勤時間に左右されますが、基本時間(短時間)の子でも、朝8時半頃から夕方16時頃(保育園によって基本時間が異なる場合もあります。)まで過ごしています。
年齢が小さいこともありますが(0歳児から生活しますからね)、やはり保育時間が長いため、健康的に過ごすためにも休息が必要です。
そのため、保育園ではお昼寝の時間があります。
園によっては幼児クラスでもお昼寝がある場合もある
一般的に幼児クラスになるとお昼寝がなくなると言われていますが、私が働いていた保育園では幼児クラスでもお昼寝(保育士は午睡といいます)の時間がありました。
小学校ではお昼寝の時間はないので就学前には少しずつなくしていきましたが…
年齢が大きくなるにつれて体力もつき、眠らない子も多いですが、朝早くから来ている子はやはり寝ています。
眠らない子も横になり、体は休めるようにしていました。
特に夏場なんかは日中の活動で体力が消耗していますからね。
お昼寝布団ってどんなものがいいの?
さて、本題です。
保育園のお昼寝布団ってどんなものがいいと思いますか?
やはり1番は寝心地のよさでしょうか。
子どもにとっても、寝心地はいいに越したことはないでしょう。
気持ちよく眠れた方がいいに決まっています。
ただ、”寝心地がいい”だけでは決めないでほしいです。
お昼寝布団を選ぶときには大切にしたいポイント(注意点など)があります。
お昼寝布団を選ぶときに注意したいこと
保育園のお昼寝布団を選ぶときに注意したいことがあります。
- 布団の固さ
- 布団の重さ
- 大きさや収納方法
順番にお話していきますね。
①布団の固さ
一般的に”布団といえば柔らかい方が気持ちがいい”と思いがちですが、乳幼児の布団はあまり柔かすぎないものがいいです。
特に赤ちゃんの場合は柔らかすぎると、たとえば寝返りなどをした際に布団が沈みこみすぎて、顔などが埋まってしまい呼吸を妨げる恐れがあるんです…
もちろん保育園では、できるだけうつ伏せ寝はさせないようにし、寝入りがうつ伏せでも仰向けに変えたりと対応はしています。
そして必ず保育士が側で見守って、子どもに変わったことがないかよく注意しています。
②布団の重さ
保育園のお昼寝布団はあまり重すぎないものがいいです。
なぜなら布団の持ち帰りがあるからです。
持ち帰りの頻度は園によって異なりますが、多いところでは毎週末に持ち帰る必要があります。
③大きさや収納方法
園によっては収納や実際に布団を敷くスペース等に限りがあるため、大きさを指定してくる場合があります。
よく確認してくださいね。
実際に“ベビーベッドで使っていた布団(マットレス)を、現在使っていないから保育園で使いたい”という方もいました。
ミニベッドサイズだったのでその方は0歳児クラスではそちらを使用、進級前に新しいものに買い替えていました。(めずらしい例ですが)
子どもは成長するものです。
あまり小さすぎると卒園までにサイズが合わなくなってしまいます。
しっかりしているからといって、マットレスタイプの布団を選んでしまうと、たたむことができなかったり、たたんだときに厚みがありすぎてしまって園側でも困ることがありますので、ご注意下さい。
たたまずに園児全員の布団を収納することができる園なんてほとんどありませんし、布団の持ち帰りの際にも大変です。
*布団をくるくる丸めて収納する園もあるようです。
必ず、園の方にご確認くださいね。
折りたたみできる布団でもたたみ方にも気をつけて
布団のたたみ方(折り方)も二つ折りと三つ折りがあるので気をつけてくださいね。
そこまで細かく指定されない場合もありますが、心配ならば確認した方がいいと思います。
保育士時代にオススメしていたお布団
布団にもいろいろと種類があると思いますが、私が保護者の方にお薦めしていたのは固綿布団です。
収納方法がくるくる丸めるという園では固綿布団は使えないと思うのでご注意ください。
固綿布団のいいところ
固綿布団はいいところは
- 程よいクッション性がある
- 体が沈みすぎず、反発もある
つまり、子どもの体が布団に沈みこんでしまうことがありません。
子どもが使うのに安心ですね。
さらに寝心地もそんなに悪くないです。
固綿布団のデメリット
固綿布団はしっかりしている分、重たいものが多いです。
また厚みがある分、かさばります。
私が働いていた園では、幼児クラスになると、布団を自分で片付けたりします。
そのとき、布団がしっかりしすぎてしまう(重たすぎる)と子どもたちはやりにくそうにしています。
もちろん保育士が手伝ったりしますが、友達が一人でやっていると”一人でやりたい”という子もいるので、必死になっている子どもの姿に少し切なくなります。
持ち帰りの時も、重たいと大変ですよね。
車で送迎している方はいいですが、徒歩、自転車等ではかなり大変だと思います。
オススメの固綿布団
固綿布団にも種類があり、比較的厚みが少ないものもあります。
厚みが少ないとその分お布団も軽くなり、デメリットが少しカバーできます。
お布団の厚さ(高さ)と重さに注意すれば、デメリットはあまり感じなくなるかもしれませんね。
★ゆかりオススメの固綿布団はこんな感じ★
お布団はセットで買った方がいいの?
お昼寝布団セットというものもありますよね。
保育園でもたくさんの子どもが使っていました。
お布団セットについても少しお話しますね。
お布団セットのいいところ
お布団セットはシーツやかけ布団などが一式そろっているので、例えばシーツのサイズなどがあっているかetc…心配する必要はありません。
シーツ、掛け布団カバーなどの柄が統一されている場合が多いので、子どもも自分のものと認識しやすいです。
お布団自体も軽く、大きくなってくれば子どもでも持てます。
とても軽いので、子ども自身で布団の片付けがしやすいです。
お布団セットのデメリット
お布団が薄いものが多いです。
軽くて扱いやすいのですが、その分、厚みが少ないのですね。
購入当時と比べて、年齢があがると共に(使用期間が長くなるため)ペラペラになり、子どもの寝心地も悪そうでした。
もちろん気にしない子もいますが、厚みのある布団を羨ましがる姿もよく見られました。
”運びやすさ重視”という方はお布団セットがいいのかもしれませんね。
ぺちゃんこになってしまったら布団だけ買い替えもできますしね♪
私が我が子に購入したお昼寝布団
固綿布団とお布団セットの2つをご紹介してきました。
ここからは実際に私が保育士として現役で働いていたころに、我が子に購入したお昼寝布団のお話をしたいと思います。
長女が入園したのは1歳になる月でした。
まだまだ赤ちゃんと言われる年齢。
”固綿布団がいい”と思う反面、重たいのはやはりネックです。
でも、あまり薄いものは買いたくないというのが本音…
当時、私なりに検討を重ねました。
そして、購入したのが西松屋オリジナルの固綿敷布団でした。
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こちらは程よい厚み(3cmくらい)でお値段もお手頃価格。
シーツ等、追加で購入しなければならないので、実際の費用はもう少しかかりますが、お財布に優しい価格設定でした。
また布団そのものはスポンジのような素材なので洗えませんが、カバーがついていて洗うことができるので清潔に使用できます。
使い続けていくうちにぺちゃんこになってしまっても、「このお値段なら、最悪買いかえてもいいかなー」と思ったのも購入した理由です。
またシーツや掛け布団など、自分の好みを組み合わせられるので、別売りの方が個人的には満足でした。
お布団以外に購入したものはこちら♪

程よい厚みと程よい軽さは現場の保育士さんにも好評でした♪
実際に入園前の面接などでもうちの子の布団を見本として見せていたようです。
西松屋じゃないけど、似たようなタイプの固綿布団はこちら。
当時はネットで購入するという考えがなくて店頭で買ったのですが、再購入するならネットにするかな~と思います。
さいごに
”私がおすすめしたいのは西松屋の固綿布団(もしくは同タイプの固綿布団)”というお話でした。
でも結局のところは、保育園やご家庭の条件にあった布団を購入することが1番なんですよね。
重視するポイントがどこかによって選ぶ布団も変わってくると思います。
園にもよりますが、0歳児から入園して長ければ6年間も使用するものです。
後悔のないよう選びたいですよね。
保育時間の中で子どもの体を休める、大切なお昼寝の時間。
元気いっぱいの園生活を過ごすためにも、お昼寝の時間は子どもにとっては本当に大切な大切な時間です。
そして成長に欠かせない大切な時間でもあります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。