元保育士で3児のママ、ゆかりです。
突然ですが...
感触あそびってご存知ですか?
幼少期にはかかせない、とても大切なあそびです。
0歳児からでも楽しく遊ぶことができて、子どもの発達にとてもいいあそびと言われています。
といっても、そんなにだいそれたあそびでもなく...
水あそび、砂あそび、粘土あそびなど、誰もが子どもの頃遊んだことのあるものばかりです。
いろんな感触を楽しんであそぶこと。
これが感触あそびです。
いろんな感触を楽しむこと。
子ども達が大好きなことですよね。
それならやるっきゃない!!と思いませんか(笑)
この記事ではご家庭でも簡単に楽しめる感触あそびをご紹介したいと思います。
砂あそび(泥んこあそび)
誰もが子どもの頃遊んだことがありますよね。
砂あそびも立派な感触あそびです。
さらさらとした砂の感触。
冷たくて気持ちがいいんですよね。
触るだけでも十分、楽しいあそびです。
水を加えればさらにあそびも発展していきます。
水の量によって遊び方も変わってくるのがおもしろいところ。
少しだけなら砂は湿って固くなり、カップやバケツなどに入れると型抜きが楽しめます。
またコツは要りますが、おだんごも作ることができます。どうやったら固いおだんごになるのか工夫していろいろ試したりします。
水をたくさん加えれば、たちまち泥んこ遊びになります。
簡単にできるのは雨上がりの水溜まりでしょうか。(最近は砂場でも泥あそびができないところが多いんですよね...)
ぬかるみで滑ることを身をもって学んだり、泥んこの冷たさに気持ちよさを感じることもありでしょう。
砂場については衛生面だったり、水の使用を禁止していたりすることもあり、思う存分遊べないところも多いです。(とても残念)
時々、子ども向けの施設などで砂あそびができるところもあるので、参加してみるのもいいかもしれませんね。
水あそび
水あそびは夏ならではの感触あそびです。
全身を使ってダイナミックに遊んだり、おもちゃを使って、ごっこ遊びを楽しむこともできます。
自宅でするならビニールプールかお風呂ですかね。
また公園などでもビニール袋に水を入れたり、バケツなどに水を入れて遊ぶこともできますね。(もちろん、プールや海も楽しい。)
我が家はよくお風呂で遊んでいます。(お風呂に入るついでだったり、夏場はお風呂で遊んでから最後にシャワーをしたり...)
特に夏場は暑くてお外に出られないので、お風呂あそびで発散させることも多いです。
おすわりができれば、0歳児の子もちゃぷちゃぷ楽しめます。
じょうろなどのシャワーをかけると大喜び。
汗を流せるので、汗疹の予防にもなりますよ。
水だけでなく泡で遊んだり、絵の具などを使って色水あそびをしても楽しいですよね。
また、氷を使うとさらに違った冷たさを感じることもできます。
水あそびは楽しいものですが危険も伴います。
ほんのちょっとの水でも子どもは溺れてしまうことがあるので、必ず側で見守ってくださいね。
決して目を離さないでください。
粘土あそび
粘土あそびも子どもは大好きですよね。
粘土にも種類があって、油粘土、紙粘土、小麦粉粘土などがありますが、小さい子でも安心なのが小麦粉粘土。
市販のものもありますが、簡単に自分で作ることができるのでお手軽ですし、オススメです。
粘土は感触を楽しむだけでなく、想像力を働かせて自由な発想で作ることを楽しむことができます。
自分の思う通りに作っていくことができるので、大人も一緒に遊ぶと夢中になってしまうでしょう。
粘土あそびからおままごとなどに発展することも多いです。
- 長女も粘土は大好きで、パン屋さんになったり、お寿司屋さんになったりと夢中で遊んでいます。
- 2歳の次女はこねこねしたり、見よう見まねで型抜きをしたりしています。
最近では粘土あそびを楽しめるおもちゃの種類も豊富なので、上手く取り入れるとよりあそびが深まっていくでしょう。
寒天あそび
寒天あそびも子どもが大好きなあそびです。
保育園ではよく夏のあそびとして楽しんでいました。
寒天は冷たくて見た目も涼しげなので、暑い夏にぴったりです。
プルプルする寒天に子どもの目はキラキラ。
ゼリーのように見えるので、思わず食べたくなってしまう子も...
お気をつけください。
手に乗せてプルプル楽しんだり、潰してみたり、おままごとの包丁をつかってリアルおままごとを楽しんだりと遊び方は自由です。
遊んでいくうちに寒天が小さくなり散らばるので、テーブルの上で遊ぶことをおすすめします。
床にはレジャーシートなどを敷くとなお、いいです。
小さくポロポロ?バラバラになった寒天が、洋服などにくっつくことがあります。
遊び終わったら、洋服を脱がせてシートなどの上で寒天を払い落としてからお洗濯してくださいね。
新聞紙(紙)あそび
新聞紙などを破いて(ちぎって)遊ぶのも感触あそびです。
ビリビリという音が子どもは大好きです。
普段、絵本などを破いてしまって困ってしまうことはありませんか?
かなり発散できますよ。
保育園では雨の日にはよく新聞紙が登場して子ども達の遊び道具になっていました。
たくさん破いて雪を降らせたり(乳児クラスでは大喜び)、段ボールなどに入れてプールにしたり、いろいろな楽しみ方があります。
我が家は新聞をとっていないので、気軽にできなくて残念です。
要らなくなった紙を使って遊ぶこともありますが、大きさや柔らかさなどはどうしても新聞紙に劣ります。
破いて遊ぶには新聞紙が1番最適なので、ご家庭にある方はぜひ新聞紙を活用してみてください。(新聞紙がない方は、つるつるしていない広告の紙やコピー用紙などを使ってみてください。)
ビニール(袋)あそび
ビニール袋も子どもにとっては立派なおもちゃです。
カサカサと音がなるので、小さい子でも楽しめます。
空気を入れて膨らませれば風船に早変わり。
水を入れればひんやり冷たいですね。
氷を入れても楽しいでしょう。
スライムなどの小さい子に直接さわらせるのが心配な素材も、袋ごしなら安心です。(ジップロックなどがいいと思います。)
感触あそびが苦手な子もビニール袋に入れてあげればさわれるかもしれません。
粘土もビニール袋ごしで触ると、感触がまた少し違います。
ちぎった新聞紙なども入れると音が鳴っておもしろいです。
便利なビニール袋ですが、床などに置きっぱなしにしておくと、踏んでしまって滑って転んだり、子どもが頭から被ってしまうと窒息するなどの危険があります。
十分お気をつけください。
番外編〜食品を使ったあそび
身近にある食品でも感触あそびを楽しむことができます。
といっても食べ物をあまり粗末にはしたくないので、感触を楽しみつつ、簡単なクッキングをしてみませんか。
キャベツの葉をちぎったり、いんげんをポキポキ折ったり、しめじをさいたり。
こんにゃくもちいさくちぎるとおもしろいです。
料理の下ごしらえを子どもと一緒にすることで感触を楽しむことができます。
感触あそびのいいところ
子どものあそび=学びの場です。
感触あそびでは全身を使っていろんな感触(感覚)を味わうことができます。
楽しむことで脳にもとても良い刺激になります。
五感(感覚)を十分に使ってあそべるところは魅力的ですよね。(味わうことしませんが...)
- 見て楽しむ。
- 触って楽しむ。
- 音を聞いて楽しむ。
- 匂いで楽しむ。
いろんな変化が楽しめるのも感触をあそびのいいところです。
変化の中から、子どもはたくさん発見をします。
また変化があるからこそ、子どもは自分で考えて工夫するようになります。
"どうやったらできるかな?"など考えるようにもなります。
楽しみながらも、頭をフル回転させて、いろんなことを経験して学んでいくんですね。
ご紹介したあそびは比較的ご家庭でも取り入れやすい(汚れにくい)ものになります。(泥んこは汚れますが...外なのでお洗濯が大変くらいでしょうか。)
保育園などでは、絵の具あそびなども室内でもダイナミックに楽しめますが、お家ではそういうわけにはいきませんよね。
絵の具を使ったあそびなどは制限をかけるくらいなら、あまりやらない方がいいと思います。
遊んでいるうちに絶対に激しくなり、絵の具があちこちに飛び散ります。
そして掃除が大変...でも、思いっきり遊ぶ。それが楽しいんですよね。
ご紹介した各あそびについても細かく記事にしていきますので、よかったらご覧くださいね。